半年ほど前でしょうか、Sさんが陶板浴に初めてお越しになったのは。
30代のSさんは極度の冷え性と生理痛にお悩みでした。
生理痛がひどい人は、大抵冷え性です。
Sさんは10代のころから生理痛がひどく、
1日目、2日目、3日目と、必ず3日間は鎮痛剤を飲み続けてきたとのこと。
生理期間中はもちろんのこと、生理前にも月経前症候群(PMS)の症状に苦しみ、
場合によっては生理後も症状を引きずることがあって、
「会社は必ず休むし、元気なときが1ヶ月に1~2週間ほどしかない」
とおっしゃっていたことを覚えています。
とにもかくにも、生理痛は温めることが大事だな、と自らの経験から思っています。
私も子供のころから生理痛が重かったのですが、
専業主婦中に、毎日エクササイズに興じていましたら、
すっかり生理痛がなくなってしまったんです。
その後仕事を始めて、週に2~3日のエクササイズになったら、
生理痛が戻ってきました。
Sさんも同じことをおっしゃってました。
「確かに、中学のときはバトミントン部で毎日激しい運動をしていたときは
生理痛がなかったけど、高校では普通の体育のときくらいしか体を
動かさなくなったら、ひどくなっていった」と。
ですから、毎日毎日意識して温めていないといけないと思うんです。
初回はお友達とお越しになったSさんでしたが、
「じゃぁ、しばらく続けてみます」とおっしゃって、
次の日から一人でいらっしゃいました。
週に3~4回ほど、仕事帰りの陶板浴を真面目に続けられてきました。
時折、「どうですか?」と様子を伺うと、
「まだ辛いですが、会社を休むほどではなくなりました!」
「前回はかなり楽でした」
「今回は辛いんですけど、薬はもう全然飲んでませんから、我慢できるってことが奇跡です」
と、良くなったり悪くなったりですが、全体的に徐々に良くなっているようでした。
私の経験から、陶板浴だけでなく、普段から腹巻もして温めることをお勧めしました。
私はこの2つで、生理痛がなくなりました。
年に1~2回、夏場に油断してると生理痛がドンヨリくる程度でしょうか。
つい先日、Sさんの顔の血色が、すごく良かったのでお声かけさせてもらったら、
随分と調子がよく感じられる日々だとのこと。
以前は、陶板浴から帰るときも青白い皮膚の色でしたが、
最近は温浴前からうっすらピンクがかった、はつらつとした印象になられました。
Sさんの凄いところは、
ちょっと良くなったからって油断せず、悪くなったからって諦めずに、
ちゃんと続けていらっしゃるところです。『継続は力なり』です。